前回までのおさらいです。
” 社畜になりやすい、ブラック企業に好かれる人は『承認欲求の呪縛』にハマってしまっている。”
この呪縛が発生する公式↓
①周囲からの期待と自信のGAP
✕
②重要度
“そして①②どちらの要素も日本社会では強くなりがち=社畜大国になりがち”
というお話をこの本にもとづいて書きました。
そして前回は、公式の1つである
①周囲からの期待と自信のGAP
に対しての対策について書きました。
今回は、公式の2つめの要素、
②重要度
を下げるためのTipsについて書きたいと思います。
って人はまずこれ読んでください↓
重要度がやたらと高くなりがちな日本社会
そもそも
日本社会に生きているだけで、「重要度」は高くなりがちです。
時系列で欧米と比較してみましょう。
赤子期
それは生まれたときから始まっています。
その1:民族的多様性はほぼなし
←移民に厳しすぎる
その2:「育ての親」に多様性なし
←隣人、ベビーシッター、父親の育児不参加=母親が中心の育児
脱出ちゃんが留学していたアメリカでは、
よく中高生くらいの子たちが近所の子供のベビーシッターをしていました。
アルバイトになる
フランスでは、
「au Pair(オペアー)」という制度があり、外国人留学生が無料でホームステイ先に滞在させてもらう代わりに、滞在先のベビーシッターをするという仕組みがあります。
こういうwin-winな関係が成り立っているので、
保活しなきゃ!
保育園のお金稼がなきゃ!
保育園に遅くまで預けられない・・・(辛み)
ということはありません。
さらに日本の場合、
え!?近所の子供に自分の子を預けるなんて!!!
外国人に預けるなんて考えられない!!!
そもそも他人に家に上がってほしくないわ!
という時代錯誤も甚だしい文句が未だに多い。
過保護爆発
でも結局これで自分の首が絞まって
育児ノイローゼ
育児ストレス爆発して離婚やら夫が不倫に走ったり・・・
子供に迷惑です。やめてください。(元子供より
学生期
学校に入れば一層強まります。
その1:1日中同じ教室で同じクラスメイト
←閉鎖的な組織と濃厚な人間関係爆誕
アメリカでは、大学のように生徒が教室を移動します。
その2:部活動に命を捧げる
←閉鎖的な組織と濃厚な人間関係爆誕②
アメリカでは、部活は季節性で、毎年任意参加です。
たとえば、
9〜11月はクロスカントリー部、12〜3月はスキー部、
4〜6月は陸上部
今年は、チア部やろっかな〜
そして、日本の体育会のような上下関係はありません。
坊主にするとかもありません。
そんなことしてたら
宗教か!?虐待か?!
って言われます。
社会人期
さらに重要度に拍車をかけるのが新卒主義
毎年一括で採用され、その会社色に染め上げられる新卒たち。
そうしてできあがった
社内しか知らないおじさん・おばさん組織
多様な社会や人との交流がないまま社畜化されてウン十年はびこるので、
1つの価値基準(ものさし)が
自分の世界のすべて
になります。
重要度バク上げ②↑
欧米では、
そもそも新卒一括採用はしません。
新卒も中途も同じポジションを争います。
経験のない新卒は、インターンシップを重ねてなんとか自分のアピールできるキャリアをつくりますし、
転職は当たり前。
良い条件があれば2〜3年でどんどん職場を変えていきます。
そうなると、必然的に
色々な価値基準をもった人が社内にいますし、そもそも数年でいなくなるのでよくわからない文化や上下関係、ルール等は消滅していきます。
フツーと思ってたことがこんなに海外と違うんだね
でもここまで文化的に違うともう変えれんくない?(あきらめ
いけるで!
重要度を下げるには?
個人レベルで重要度を下げる方法、実は簡単です。
2つ以上のコミュニティに所属するべし
これだけ
たとえば、
今あなたが、1つの会社に勤めているなら、もう1つ所属するコミュニティを増やします。
上司に誘われたゴルフとか?
まちぃや
ここでのポイントは、
重要度が高い空間(たとえば職場)で、
毎日関わってる人が入っていない「別世界」のコミニティにしてください。
たとえば、
家庭
本に面白い事例があったんですが、
タクシー会社で勤めていた主婦は管理職からくる無駄な業務に対して
それってやる意味あるんですか?こうしたらいいのでは?
と、男性社員が言えないことをズバズバ言っていたそうです。
これは、この主婦の第一優先は家庭であり、早く帰りたいし、タクシー会社に最悪クビにされたって重要度がそれほど高くなかったから。
他の男性社員にとっては、本業であり、
文句言って、クビにされたらどうしよう・・・
何よりも重要度が高いので、思っていても口に出せない。
家庭という「別世界」をもつ主婦のほうが仕事のストレスは低くなります。
ちなみに、他の男性社員は、
自分が言えないことを、ズバズバ言ってくれて助かる♡
と思っていたようです。
組織に多様性が出ると無駄な業務も減ってWin-Winになるのかも。
趣味
これは間違いなく気があう仲間と楽しい時間を過ごせます。
SNSで見つけてもいいし、近所の集まりでもいい。
脱出ちゃんは職場で、とある食べ物の部活を作ったんですが、気づけば、他部門の老若男女が集まり、普段の仕事とまったく関係ない社内人脈ができました。
この仲間なら、仕事終わりにすぐ集まれるし、なんせ仕事のグチまで理解してくれるというオトク感★
ボランティア
総じていい人の集まりなので、資本主義社会で社畜漬けにされてる人ほど心の浄化になります。
穏やかで、いい人と、体を動かしてゴミ拾い。
学生、専業主婦からお年寄りまで、社内では中々会えない人たちと話せるのでけっこう楽しいです。
副業
承認欲求が強い・上昇志向が強い人ほどオススメです。
なぜなら、本業でどうしても仕事がうまくいかない、やりたい仕事をまかせてもらえないといったフラストレーションのはけ口になるからです。
たとえば
新規事業開発に携わりたい!
と大企業で言ってもそんなすぐに関われません。
でも、小さい企業やフリーランスの友人の会社でなら、それこそ色々関われます。
そして本業で失敗して面白い仕事が来なくなっても、副業先では
頼られている、自分の役割がある
と思えるだけで心理的ストレスが和らぎます。
あと、なにより
本業でクビにされても別に他の働き口がある
と思えることは、バリキャリの重要度を下げるのに超役立ちます。
バリキャリ
=自分への期待値が高くて病みやすい
なんなら、副業で起業して自分がやりたいことをしまくればいいんです。
ZOZOの前澤さんや、ホリエモンだってサラリーマンしながら副業してたら、副業が大きくなってきたから独立したそうです。
なるほどなー
つまり、他の世界で、自分の役割や仲間を見つけろってことね
友だちや同僚にグチるより生産的!
以上!
次回は、とうとう最終回!
己の呪縛から開放される方法について書きます。
さいごまで読んでくれてありがとうございます。
脱出ちゃんは、”あの頃苦しかった自分” に少しでも脱出ルートのヒントを示せたら嬉しいなって気持ちで書いてます。
一人でも多くの人の参考になれば嬉しいです!
もし同じような悩みをもってる友達がいたらおしえてあげてください。
1本1本時間をかけて書いているので更新頻度が遅くてごめんなさい。
新着記事ができ次第ツイートするので、少しでも参考になったらTwitterフォローしてくれたら嬉しいです。
そもそも重要度ってナニ!?