前回は
という疑問について、
「承認欲求の呪縛」という本から、
その要因の一つ
『①周囲からの期待と自分がもつ自信にGAP』が大きくなりやすい日本社会について書きました。
承認欲求の呪縛の公式↓
①周囲からの期待と自信のGAP
✕
②重要度
今回はもう1つの要因『②重要度』がなぜ日本社会で大きくなりやすいか?について書きます。
「重要度」が高まりやすい日本
仕事の拘束時間が長すぎる
上司がいるから帰りにくい
残業代で稼ぎたいし
飲み会でアピールしとこ
などなど様々な理由で残業祭りな日本。
1日中仕事して帰ったら寝る!
という生活の中では
どうしても「職場」が自分の世界のすべてになってしまいます。
重要度がバク上がり
ちなみに、
重要度が大きくなるとなぜ呪縛が強くなるのかについてはこちらに書きました↓
日本は年間労働時間がG7の中でも上位です。
あ、でもアメリカとかカナダよりはマシなんや
世界トップクラスのアメリカがそれくらい働いてるんだからやっぱ頑張ったほうがいいんじゃない?
あまいな
G7の生産性ランキングをみてみましょう
え、最下位!?アメリカはトップクラスなのに!?
同じ働きすぎ大国でも、アメリカはめっちゃ生産性高いんです。
何も生み出していない日本
つまり
無意味な残業が多いだけ
辛すぎる事実
新卒主義
さらに重要度に拍車をかけるのが新卒主義
毎年一括で採用され、その会社色に染め上げられる新卒たち。
そうしてできあがった
社内しか知らないおじさん・おばさん組織
多様な社会や人との交流がないまま社畜化されてウン十年はびこるので、
1つの価値基準(ものさし)が
自分の世界のすべて
になります。
重要度バク上げ②↑
欧米では、
そもそも新卒一括採用はしません。
新卒も中途も同じポジションを争います。
経験のない新卒は、インターンシップを重ねてなんとか自分のアピールできるキャリアをつくりますし、
転職は当たり前。
良い条件があれば2〜3年でどんどん職場を変えていきます。
そうなると、必然的に
色々な価値基準をもった人が社内にいますし、そもそも数年でいなくなるのでよくわからない文化や上下関係、ルール等は消滅していきます。
世間の風当たりが強い
この本で書かれていて面白かったのは、
企業や役所等で不正が発生した場合、さらに重要度がバク上がりして、さらなる不正が発生する という部分です
不正発生したら転職したり、逃げたりせんの?
あまいな
不正が起こると、マスコミ等に取り沙汰され、世間の風当たりは強くなります。
そうなると、
こんな会社にいた自分なんて
他に行き場がないんだ・・・
と、いっそう組織内部への依存が強くなり、
重要度バク上がり③
組織内で「忠誠心」を示すべく、さらなる隠蔽工作をしはじめます。
不正の上にまた不祥事
この記事でも書きましたが、閉鎖的で濃厚人間関係が発生しやすい組織ではどうしても重要度が高まりやすくなります。
でもなんで日本はその傾向がつよいの?
これは脱出ちゃんの所感ですが、
東アジア(日本、韓国、中国)に根強い
儒教文化なのかな?とも思ってます。
儒教ってなに?
まあ超ざっくりいうと、
個よりも、集団を重んじる文化
個人のキャリアより、集団の実績・世間の目を気にしがちになるので、必然的に重要度が上がってしまいます。
脱出ちゃんは海外にいて感じたのは、
欧米では、
何を勉強してるの?
どんな仕事をしてるの?
と、よく私個人が何をしているのかについて聞かれましたが
日本では、
どこの大学?どこの企業?どの業界?
個人が何をしているかよりも、
どこに所属しているか?を強く意識されてる気がしました。
個よりも、集団を重んじる文化
文化のせい・・・か・・・
変えようないやん・・・泣
大丈夫!
次回はそんな国で生きる私たちでも呪縛から脱出できる方法について書きます!
さいごまで読んでくれてありがとうございます。
脱出ちゃんは、”あの頃苦しかった自分” に少しでも脱出ルートのヒントを示せたら嬉しいなって気持ちで書いてます。
一人でも多くの人の参考になれば嬉しいです!
もし同じような悩みをもってる友達がいたらおしえてあげてください。
1本1本時間をかけて書いているので更新頻度が遅くてごめんなさい。
新着記事ができ次第ツイートするので、少しでも参考になったらTwitterフォローしてくれたら嬉しいです。
なぜ日本にはブラック企業が発生しやすいの!?!?