元人事が語る転職の面接攻略法【実録】ブラック企業を見分ける質問の仕方

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転職で年収を上げる方法シリーズ。
今日はいよいよ面接について書きます。

マブダチちゃん

まじ怖たん、、、

脱出ちゃん

ちゃうねん。楽しむねん。

面接は楽しむもの

そもそも企業のそこそこ偉い人(超高時給)が、見知らぬ人間に30分以上時間とってくれるなんてことないんです。

何の接点もなく、

脱出ちゃん

お話聞かせて下さい!

と連絡しても受付カットがオチです。

でも

脱出ちゃん

面接します。

なら会ってくれる。

面接通ろうが、落ちようが、友だちとワイワイ話すより学べることが多いです。

とくにその業界について詳しく知りたいなら、競合に就職してしまったらもう話もしてくれない人たちです。

だったらこの身分を最大限に活かしてお土産がっぽり持って帰ればよい。

というマインドで楽しみましょう。

弟くん

んー、、、とはいえ受かるためには、どんな会話したらえーのん?

脱出ちゃん

まき餌

具体的に書いていきます。

面接で絶対聞かれる質問

面接官

あなたのこれまでの経歴について教えてください

面接官

なぜ今このタイミングで転職活動?

面接官

なぜうちの会社のこのポジションに応募したの?

質問の回答にまき餌

職務経歴書の記事でも言いましたが、面接も基本的にはまき餌戦法でいきます。

まず、この質問にあなたが考えてきたアピール文をひたすら話すのはNG!

面接で見られてるのはあなた自身。

面接官は、

短い時間の中で、あなたという人物をウソ偽りなく知りたい。

そうなると、


①まず上の質問をして

②その答えで気になるところを深掘る

という流れになります。

気になるところってのは、あらさがしや、詰めるとかじゃなくて

深堀されているときに「圧迫面接だ!」って怯える人が多数

ここを深く聞けば

面接官

この人の人柄がわかるかも!

(一緒に働きたいかな?僕の部下として相性あうかな?)

面接官

この人が職場でどう活躍できそうかがわかるかも!

(今のこの状況を、この人が入ることで打開してくれるかな?)

面接官

この人が周りからどう思われるかわかるかも!

(うちのチームの●●さんとうまくやれるかな?)

ってところを
短時間で深堀して確認する必要があります。

なので、質問の回答に、一方的に長々と聞いてもいないことを話されたりすると

面接官

そもそもコミュニケーションできてへんやん

(ロボットかよお前)

と、マイナス評価になってしまいます。

面接は双方向

仕事で最も大切なコミュニケーション能力をダイレクトに見られてるので、練習してきたテンプレをそのままずっと話続けるのはNGです。

なのに新卒就活では横行するテンプレ練習、、、(就活センターはバカなのか?)

脱出ちゃん

相手が聞きたいことだけをサクッと回答する。

弟くん

でもそれやったら伝えきれんくない?せっかくアピール整理したのに聞かれへんかったらどうすん?

脱出ちゃん

まき餌

そう。職務経歴書にちりばめたまき餌を面接の回答の中にもばらまくのです。

例えば、顧客目線のコミュニケーション力についてアピールしたかったら:

面接官

なぜ携帯販売員の君がこのポジション(アプリ開発)への転職を考えてるの?

弟くん

実は学生のときからスマホゲームが好きで、それもあってスマホを扱える携帯会社に就職したんです。

←いちお、今の仕事とも繋がってるよとアピール

弟くん

でもその中で思ったのが、結局スマホは箱であって、操作や中身、ユーザー体験はアプリが与えてるってことに気づきました。(回答以上!)

←応募動機へつなげる

面接官

ほう。いつ・どんなときに気づいたの?

←まき餌にひっかかっている★

弟くん

ある日おばあちゃんが来て、、、~~~

←おばあちゃんとのコミュニケーション→売り上げに繋がった話につなげる。

※おばあちゃんの話は前回の記事参照

弟くん

おばあちゃんもそのご家族も満足してくれて嬉しかったんですが、それと同時に、結局もっと使いやすいアプリさえあればあんなに、おばあちゃんも困らなかったはずだなって

と、言葉の中につっこんでほしいキーワードを盛り込みつつ(まき餌戦法)、

質問の回答につなげます。

こうすることで、一方的にこちらが話続けることがなくなります

しかも面接官としては

面接官

自分が聞きたいことを聞けている♪

=双方向のコミュニケーションが出来る人と感じさせることができます。

あとは、前回記事で書いた、職務経歴書にちりばめたまき餌を拾いながら仕事スキルについても質問されます。

Wのまき餌効果で自分がアピールしたい点へ誘導する!

面接されるのではなく、面接してやる

質問づくめの面接が一通り終わったら、今度は質問されるのではなく、質問する側になります。

面接官

なにか質問はありますか?

がスタートの合図。

ここでこの会社をあなたが面接する番になります。

面接は、一方的に相手に評価される場じゃありません。

ここで、

マブダチちゃん

気に入られよう!気に入られよう!

と媚びるのではなく、

脱出ちゃん

ほんとにここが私にとってよい職場なのか?

を面接する場です。

媚びてなんとか入っても、結局合わない職場だったらつづきません。
(人間関係、社風、給与、働き方とか)

弟くん

え、でもどうやってわかるん?変な質問して落とされへんかな、、、

Check! 会社の経営状況

会社に余裕がないと徐々にブラック化するか倒産するかなので必ず聞くべし。

マブダチちゃん

経営状況について教えてください

なんて直球で聞くのはやめよう

そもそも直球ボールだと相手も答えてくれませんし、

面接官

は!?(倒産すると思ってんのか?)

面接官

それは企業秘密です。

マイナスの印象しか与えないので、

ここでも会話のキャッチボールが重要です。

ここでも、

脱出ちゃん

モノは言いよう

聞き出す方法↓↓↓

脱出ちゃん

HPで御社の事業について勉強させていただいたんですが、ちゃんと理解できているか確認させてください。

まず、①★★事業②▲▲事業③●●事業 の3つで、②はお母さん向けのウェブサイトで、サイトを使う人は無料だけど、おむつメーカー等の企業が広告を出すビジネスモデルであってますか?

←入口は、「貴社について勉強したい」モード。

面接官

そうだね!

脱出ちゃん

売り上げの規模感でいうと、それぞれどれくらいなんでしょうか?

面接官

まあ全ざっくりでしか話せないけど、全体で●●億いかないくらいかな~、①と②が主力だね。

脱出ちゃん

主力というのは①②で9割くらい?

← ぼかされたら、「おおよそ質問」で深堀り

「全部で●●億いかないくらいですかね?」とか
答えやすいざっくり数字を出す

面接官

んー、まあそだね。8割かな~?

つまり、この会社は●●億くらいの売り上げを出している。

①と②が支えてるからその将来性(競合とか)をチェック!

脱出ちゃん

ちなみにそれぞれのサービスの競合はどこになるんでしょうか?

面接官

んーそだね、①は~~~~

競合は、自分の転職先候補にもなりえるからメモ

脱出ちゃん

競合に勝つために意識してる差別化ポイントはありますか?

面接官

そうだね~~~かな。

それが本当かあとでチェック

Check! 現状と今後の戦略をきく

この現状から戦略・目標にむかって会社/部署が動く=あなたが働くので、

入社してからどんなことを目指してどういう働きになるのかを確認するうえでチェックします。

脱出ちゃん

今の会社/部署の課題はなんですか?

脱出ちゃん

直近5年での具体的な戦略を時間軸でいうとどうなりますか?

面接官

そだね。今はとにかくA商品を広げなきゃだから、3年はそこに全力。次にまた新しい事業を考えるかな~

つまり直近3年はA商品の営業が何より優先される。←新規事業!とか言ってても顧客開拓メインの仕事になる

ということがわかります。

Check! 誰とどう働くのか?

人間、一番気になるのは「人間」。

というか一番のストレスの原因=人間関係

どんな人とどんな働き方になるのか?

結局のところ最重要課題です。

仕事が常に面白いなんてことは稀です。

そんな時に、一緒に働く人と合わなかったら1日の大半がストレスの巣窟になります。

マブダチちゃん

これはなんとしても避けたい!!!

なので「人」=組織・各個人の属性について聞きます。

正社員と新卒の割合を確認

脱出ちゃん

会社の組織はどのようになってますか?たとえば、事業ごとにわかれて営業部●人とか?

面接官

あー、うちは事業ごとにわかれてなくて、営業、開発、マーケティング、人事、総務だね。営業が●人、開発が~、、、

脱出ちゃん

ちなみに、正社員とその他(派遣、契約社員、アルバイト)割合は?

脱出ちゃん

新卒の割合は?

ここでだいたい社内がわかります。

正社員の人数が多い部門の力が強くなりがち

このポイントは正社員であるということです。

会社が最もコストをかけている部門

=会社が大事にしている

=発言力が強い

なので、営業がめっちゃ多い会社の開発担当とかになると、ゴリゴリ営業に急な納期をぶちまけられることが多い。

逆に、開発がめっちゃ多い会社の営業担当になると、お客視点よりも開発都合が優先され、お客から文句の受け皿になりがちだったりします。

ベンチャーの場合は、社長がどの職種出身かで、大事にされる部門が見えます。

たとえば

エンジニアあがりならエンジニアを大切にするし、営業あがりなら営業を大切にする。

コンサル・金融出身者は、人の相性を見る目がない人が多かったりする(=ミスマッチな部署に入れられることも多い)

人事出身者は、やたら組織とかビジョンとか大切にしたがる。

などなど

ベンチャーの見分け方はここに詳しく書きました↓

非正規が多い会社は要注意

あなたが配属される部門で、社員が2名であと10名は非正規だと、

アルバイトリーダーみたいなことしないといけない

=責任が重い&人の質が低い

=視野がどうしても狭くなるので、グチをいうおばちゃんがでてきたり、、、←なだめる

という仕事が発生しがちです。

人の感情とか、離職とか、仕事と関係ないことで悩まされます(結構重め)

新卒の割合が多い会社は要注意

おなじく、新卒が多い若い会社も注意。

中途がとれない

=待遇が悪い、会社経営が怪しい

=無知な若者を馬車馬のように働かせる

ブラック企業フラグ大
(新卒ほど騙しやすい社会人種はいません)

こういう会社ほど、「ビジョンが!」「change the world」「one team」とか宗教的だったりする。

そまってる時は気づかないんだけど、とくにまじめな女子がそまりやすい。(経験談)

メンバーのバックグラウンドを聞く

脱出ちゃん

一緒に働く社員さんのバックグラウンド(年齢や前職)はどんな人が多いですか?

面接官

非正規は10人中、3人、事務担当だね。

上は40~下は25歳、まあ30歳前後の女性が多いかな。元々人材会社の営業や商社出身が多いな

人材会社、商社が多い場合

頭より気合系営業タイプが多い。

圧がしんどい人的にきつい

コンサル、金融が多い場合

頭良くて仕事も早いけど、人の気持ちがわからない人が多い(できない人の気持ちがわからない)

感受性豊かな人にとっては無意識な言葉にキズつけられる

日系大手で10年プレーヤーが多い場合

大企業的なお作法、上下関係を求められる

重箱の隅をつつく、中身よりも体裁を気にする上司、、、

などなど、その人のバックグラウンドでだいたい雰囲気はつかめます。

脱出ちゃん

三つ子の魂100まで

とまあ、こんな感じで質問して、

自分がやりたいことが出来そうか、
気持ちよく働けそうかをチェックして、
相手を面接します。

そこでよければ進めばいいし、ちょっとイメージ違うな、、ってなれば進まない。
(エージェント経由だから断りやすい♪)

求人票の文言だけじゃ見えない情報を得るのが面接

脱出ちゃん

面接はされるのではなく、する

ちなみに、巷でよく聞く

カジュアル面談

これは、面接と同じです。

エージェント担当

ちょっと話きいてみます?
面接じゃないんで

とかいって勧められますが、

そもそも何のメリットもないのに、企業の人が会ってくれるわけありません。

そんな暇ちゃう

面接と同じです。

まあ、普通の面接よりは話しやすいし、志望動機を強く聞かれないから楽ですが

面接として見られてます。

だいたい人がとれない(応募が来ない)会社か、人事がやたら意識高い企業が実施してる場合が多い

次は、いよいよ年収交渉について書きます。

さいごまで読んでくれてありがとうございます。

脱出ちゃんは、”あの頃苦しかった自分” に少しでも脱出ルートのヒントを示せたら嬉しいなって気持ちで書いてます。

一人でも多くの人の参考になれば嬉しいです!
もし同じような悩みをもってる友達がいたらおしえてあげてください。

1本1本時間をかけて書いているので更新頻度が遅くてごめんなさい。
新着記事ができ次第ツイートするので、少しでも参考になったらTwitterフォローしてくれたら嬉しいです。

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